Composerを使ってPHPUnitのインストール
今日はComposerを使ってPHPUnitをインストールする手順をまとめてみたいと思います。
環境
OS:centos6.6
PHP:5.5.22
※PHPUnit4.5系を動かす場合は、PHP5.3.3以降のバージョンが必須ですので事前にPHP5.3.3以上のバージョンのPHPをインストールしておいてください。
PHPUnitとは
ご存知の方も多いかと思いますが、PHPのテストツールです。 PHPで単体テストを作成する場合にはPHPUnitを利用するのが一般的かと思います。
現在の最新安定版は4.5系 です。
Composerとは
PHPのライブラリ依存管理ツールです。 Composerについての詳しい解説は こちらを参考にしてください。
PHPの場合、Composerを使用してライブラリのダウンロードを行うのが一般的かと思います。
Composer自体のダウンロード
さて、今日のゴールはPHPUnitのインストールなのですがComposerがインストールされていないと、PHPUnitのインストールが出来ません。
そこでまずは、Composerのインストールを行いましょう。
- 管理者権限で下記コマンドを実行しComposerのインストールを行う。
※実行は適当なカレントディレクトリで構いません。
下記メッセージが表示されればインストール成功。
Composer successfully installed
- コマンドの登録
管理者権限で下記コマンドの実行
mv composer.phar /usr/local/bin/composer
- Composerを最新版に更新
composer self-update
ここまででComposerのインストールは完了です。 簡単でしたね。
PHPUnitのインストール
さて、ようやく本題のPHPUnitのインストールです。
それではComposerの設定ファイルを作成しましょう。 composer.jsonという名前のファイルを下記内容で作成します。
{ "require": { "phpunit/phpunit": "4.5.*" }, "config": { "vendor-dir": "/home/phpunit/vander" } }
このファイルの作成は、先程までとは違い一般ユーザーで作成します。
/home/phpunit/vander
となっている部分はPHPUnitのインストール先ですので、適当なディレクトリのパスにして頂いて構いません。
ファイルの作成が完了したら、composer.jsonと同一ディレクトリ内で下記コマンドを実行しPHPUnitをダウンロードします。
composer install
これでPHPUnitのダウンロードは完了です。 お疲れ様でした。
テストファイルからPHPUnitを利用する場合は、ファイル先頭で以下のrequireを書けばPHPUnitが利用可能になります。
require '/home/phpunit/vander/autoload.php'
;